日刊じゃないでじぺんNo.22

駅に着くと同時にホームに滑り込んで来た電車に飛び乗る。周りも自分と同じように疲れた顔のサラリーマンが多い。

混雑と云うほどではないが、座席に座る余裕がない程度には乗客のいる車内でふっと息を一つ吐いて、顔を上げた。窓の外にはオフィスの灯りが煌々と輝いている。

こんな時間までご苦労なことだ。

ついさっきまで自分も同じように仕事に追われていたことを忘れたかのように心に浮かぶ想い。一足先に帰ることの出来る自分の立場に安堵しているのか、或いは所詮同類に過ぎない自分自身への自嘲かも知れない。

寒い夜道から急に暖かい車内に放り込まれた眼鏡が少し曇る。ポケットから取り出したiPhoneの画面が少し見難い。同時に、電車がゆっくりと動き始めて、僕は一瞬バランスを崩した。顔を上げると、ビルの灯りが進行方向とは逆向きに流れ出していた。

ふと暗闇に変化した車窓に、僕の顔が映った。

※ 帰宅中の情景を若干の脚色込みで小説風に描写しただけのものです。意味も含意も一切ありません。ネタ切れとも言います。

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